二十歳の自分へ

私が成人式を迎えたのは今から20数年前。
バブル景気の頃ですが、学生の分際ですから、
特にいい思いをしたわけでもなく、
悶々とした日々を送っておりました。
将来への夢とか目標もなく、
学校も、サークル活動も全て中途半端。

喫茶店で友達とお茶を飲んだり、
小説を読んだり、
映画を見たり、
時間があり余っているのに、
有効に時間を使えない。
そんな日々でした。

 

成人式の式典からから帰宅して
父から写真を撮っておけと言われ、
自宅のスタジオに入りました。
淡々とと大型カメラの操作をして、シャッターを切った父。
どんな表情をしていいのか分からなかった二十歳の自分。

 

若い時はずっとこの写真が嫌いでした。

 

押し入れの掃除をするたびに、写真を捨てようと思うのですが、
捨てる思い切りもない自分でした。

 

でも、今はこの写真が大切な宝物です。

 

時々写真台紙を開いて、
二十歳の自分自身と会話をしています。

 

二十歳の自分に伝えてあげたいこと。
それは、
まあ、色々大変だけれど、今のところ何とかなっているから、
そんなに心配しなくても、悲観しなくても大丈夫だよ。
ということです。