お宮参りの記憶、記録、気持ち

年月と共に写真が熟成するように

写真の見え方が変ってくるというお話。


撮影して5年ぐらい経ってその写真を見た時はなんだか恥ずかしい思いをします。


それが、10年、20年と大きく年月を経るごとに、そんな恥ずかしい思いもしなくなり、

懐かしい思い出だけが蘇ります。

写真を見る時の思いの変化が何処から来るのでしょうか。



撮影して5年ぐらいだと、

当時の記憶も鮮明で、完全に過去になっていないので、

容姿、ファッションが中途半端に古臭く見えてしまいます。

また、その時の些細なこと、不愉快な記憶も残っているから、

負の現実を突きつけられるような感覚もあります。


我が家のお宮参りの写真も数年は引き出しの奥にしまい込んでいましたが、

最近アルバムに整理してよく見るようになりました。


この写真を見て思い出していたこと、

私と嫁さんの表情優先で写真を選んだので子供がイマイチだなあ、とか。

嫁さんの上着の肩パットがバブルの名残だなあ、とか。

お互い、この後、太ってしまったなあ、とか。

夕方だったので子供の機嫌が悪くなってしまったなあ、とか。

本当にどうでも良いことなのですが、写真を見ると、そんなことを思い出していました。


そんな些細な事も、年月を経て忘れたり、どうでも良い事だと思えるようになって来ます。

ただ、ただ、子供の誕生を喜んでいたこの瞬間、この日、この季節。

そこには、

反抗期、子育ての悩み、そんな日が来るであろうことは、露知らず。

能天気にただ喜んでいた自分達夫婦。

ビービー泣いていた天使が、憎まれ口を叩くなんて想像すら出来なかった。


あれから10数年。

あの当時の私達夫婦がとても愛おしい。

子育てはあっという間に終わってしまい、イクメンではありませんでした。

私も嫁さんも、体型的にはこの時とそんなに変っていない、と自分では思っています。

シワは増えて頬がたるんだけれど。

子供は将来の悩みなど抱えながらも、青春を謳歌しています。

健康に、元気に育ってくれただけで有難いと思います。


この先、この写真を見てどんな事を思い出し、どんな気持ちになるのでしょうか。