おめでとう、18歳の自分

新しい環境への不安はあったけれど、

将来の夢とか、目標とか

面倒な事はとりあえず後回し。

期待、

好奇心、

あり余るエネルギー。

若い、青い、恥ずかしい、

僕の青春の肖像。

 

あの頃、恵まれた環境で何不自由ない生活。

進学も自分の頑張りの賜物だと勘違いしていた。

 

おめでとう大学進学!

というより、つくづく、

おめでたい奴だったよ、18歳の自分。

 

自分がこの時の親と同じ状況になって初めて分かる事があります。

気がつく事があります。

 

あの頃。

時はバブル前夜。

 

 

実家の商売も景気が良かったのか、父は連日カラオケスナックに通っていた。

スタジオのカメラはマミヤプレスから、4×5に変りハッセルがオサエのカメラになっていた。

 

この写真を撮影した時、父はあまり会話もせず、慣れない4×5のカメラの操作に神経を集中していた。

いつもそうなのだけれど父に写真を撮られる時はどんな顔をしたらいいか分からず、微妙な表情になってしまう。しかし、父がどんな気持ちで撮影していたかは分かる。

今だから分かる。

 

1枚の記念写真から色んな事を思い出し、タイムスリップして、18歳の自分と会話をする事が出来る。

 

写真はやはりプリントがいい。

少し色あせているのもいい。

背筋を伸ばして、真直ぐにカメラを見つめるのがいい。

Vサインでおどけるのではなくて、

これからの人生に真直ぐに向き合うように、

照れずに、カメラを真直ぐに見つめるのがいい。

 

そんな写真を残していきたいと思う。