第4回 こやまのオカミさん

 

駄菓子屋には子供の欲しいもの全てがありました。

でも、50円のお小遣いでは欲しいもの全部を手に入れることは出来ません。欲しいものに順番をつけて計算をする知恵を駄菓子屋で学んだ気がします。くじ引きでズルをしてはいけないと、社会のルールを厳しく教えてくれたのも駄菓子屋です。

 

そう、駄菓子屋には夢と希望と正義がありました。

 

子供の頃、毎日のように通っていた町内の駄菓子屋は大塚、浪花屋、そしてこやま

こやまは駄菓子以外にプラモデルやモデルガンや飛行機模型が充実していました。当時のお小遣いでは手の届かないものばかり。陳列棚を見ているだけでワクワクしました。

 

数年前にお店を閉めていた時期もありましたが、沢山の方からのリクエストにお答えしてお店を再開されました。

「消費税が上がったけれど、子供に増税分請求出来ないからね」

相変わらず優しいオカミさんでした。