2022年
8月
10日
水
トップガンマーベリックを見てからというもの、
トップガンのパート1が封切りされた1986年に思いを馳せています。
トップガンが流行った時、私は20歳で大学2年生。
私はトップガンは劇場公開から数か月後にレンタルビデオでこっそり見たクチです。
映画が大流行しMA-1ジャンパーを着用した人々を横目に、
「タダのアクション映画じゃん、ケッ!」
反トップガン的な立ち位置でした。
理由はただ一つ。
当時、一緒にロードショーに行く相手がいなかったのです。
彼女が欲しい、もてたい、オシャレなデートをしたい。
そんな気持ちばかり先走っていた学生時代。
映画トップガン自体が、格好いいトム・クルーズが妬みの対象ですらあったのです。
思えば当時はバブル前夜。
要領のいい学生は割のいいアルバイトで稼いで物欲を満たし、
頭の良い学生はNTT株で儲けたという話も耳に入っていました。
今にして思うのは、バブル前夜の浮かれた波に乗る事が出来ず、
一番の本文である勉強はハナから身が入る訳でもなく、
何とも冴えない自分自身に鬱々とし、ドン底に思えたのが
私の1986年だったのです。
今思うと、若い時ってそんなもんなんですけどね。
今思うと、当時は人生の中で一番輝いていた時期なんですけどね。
さて、トップガンも、同マーベリックも難しいことは抜きにして楽しめる映画です。
頭を空っぽにしてスカッとした後、なぜか昔のショッパイ記憶が蘇り、ここ数日振り返っていました。
このネガティブ思考が昔と変わらない私自身なんでしょうね。
トップガンマーベリックを見てそんな事を思い出しました。